たけのこと春の食材の クリュディテ
「クリュディテ」はフランス料理で、生野菜の盛り合わせや、生のような食感を残して蒸し煮にする料理のことをと言います。春ならではの食材を組み合わせた一品です。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(2人分)
- ・ゆでたけのこ (穂先の部分/くし形に切る) 50g
- *ゆで方は下ごしらえ・準備参照。
- ・にんじん (くし形に切り面取りをする) 50g
- ・パプリカ (赤/ヘタと種を除き大きめに切る) 1/2コ
- ・マッシュルーム (石づきを除き縦半分に切る) 4コ
- ・かぶ (葉を少し残して切り落とし、皮をむいてくし形に切る) 1コ
- ・グリーンアスパラガス (はかまを除き、根元の堅い皮をむいて5cm長さに切る) 40g
- ・はまぐり (砂抜きしたもの) 6コ
- ・レーズン 20g
- ・にんにく (縦半分に切って芯を除く) 1かけ
- 【A】
- ・白ワイン (辛口) カップ1/2
- ・レモン汁 20ml
- ・ブーケガルニ 1袋
- *コリアンダー・タイム・ローリエ(各 乾)各少々を市販のお茶用パックなどに入れてつくる。
- ・水 カップ1/4
- ・オリーブ油
下ごしらえ・準備
たけのこのゆで方
1 たけのこ1本は、外側の皮を2~3枚むき、根元を少し切り落とす。穂先を斜めに切り落とし、縦に切り目を入れる。
2 鍋に1、米ぬか一つかみ、赤とうがらし1本とかぶるくらいの水を入れて中火にかける。沸騰したら落としぶたをして40分間ほどゆでる。
3 根元のほうに竹串を刺し、スッと通るようになったら、ゆで上がり。ゆで汁につけたまま冷ます。皮をむき、サッと水洗いしてから使う。
つくり方
にんじんは堅めに下ゆでする。アスパラガスはサッと下ゆでする。レーズンは水で戻して水けをきる。
鍋にオリーブ油50mlとにんにくを入れ、弱火でゆっくり加熱して、油ににんにくの香りを移す。にんにくが茶色になったら取り出し、たけのこ、にんじん、パプリカ、マッシュルームを入れて弱火で油がなじむまで炒める。
色をつけないように弱火で炒める。歯ごたえが残るよう、油がなじむ程度に炒めればよい。
【A】を加えて中火にし、煮立たせる。かぶを加え、オーブン用の紙で落としぶたをしてから、さらにふたをして、煮立つくらいの火加減で3分間蒸し煮にし、野菜を取り出す。鍋に残った煮汁にはまぐりを入れ、ふたをして中火にかける。殻が開いたものから取り出し、身を殻からはずす。
残った煮汁を一度こしてから鍋に戻し、中火で軽く煮詰める。3の野菜とアスパラガスを入れ、煮汁をからめながら好みの加減に火を通す。最後にはまぐり、レーズンを加えてあえる。
このレシピをつくった人
田中 健一郎さん
東京・都内にあるホテルの総料理長を務める。家庭でもプロの味を楽しめるよう、わかりやすい指導を心がけている。身近な材料でできる、本格的な味を紹介している。
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